菅原 崇 [製作・音声]
映画に参加されて感じた事をお話し下さい
この作品の監督、道下監督に行ってみたいと言われ、訪れて小串鉱山という遺構に魅力を感じました。
私自身も廃墟等に興味がありましたし、小串鉱山跡に残るモノやそれによって見えてくる当時の人々の歴史やくらしを、この映画の製作を通して目に焼き付けておきたいですね。
撮影はどのように進んでいますか?
今の小串鉱山の状態と、鉱山が稼働していた当時の方々の証言を絡めて鉱山跡地の今と今後を伝えていくかたちになるわけですが、撮影はかなり大変です。
ズリ山(採掘のときに出た製品として使えない岩石)や崖をよじ登ったりでカメラも三脚も、我々もボロボロです。何度も転んで三脚を傷だらけにしてしまいました。
それとこんなこともありましたね、地面に突き出たパイプを撮るのに前回撮ったものに納得がいかなかったらしく、次のときはマットを持参して、崖の縁に腹ばいになって撮影したと云うのもありました。そんな監督を見て、やはりこの監督は凄い!と思いましたよ。
それに今年の夏場の撮影は天候になかなか恵まれず、急な大雨で合羽を着ていてもびしょ濡れになったり、時には撮影を断念せざるを得ない日もあったりと、スケジュール的にも大変でした。
私は現場では録音を担当させていただいておりますが、風防は付けていましたが、とにかく風が強くて風切り音には気をつけなくてはいけなかったりと、こちらも自然の気象との兼ね合いで苦労しています。本当に映画製作って大変です。
ありがとうございました
こちらこそ、ありがとうございました。